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寄稿:「マリープラチーヌ株式会社代 表取締役社長 小林和美」取材

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【第6回】マリープラチーヌ株式会社 代表取締役社長 小林和未 様 アーカイブ

このカテゴリでは、日々普通に一生懸命頑張っている「仕事人」を等身大で紹介しています、今回ご紹介する小林和未様は、マリープラチーヌ(株)の代表取締役社長として、素肌美、健康美の喜びを追及し市場に還元し続ける女性経営者としてご活躍されています。

それでは、よろしくお願い致します。

2017.7.26

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ゴミ一つ落ちていない綺麗に清掃された駐車場、そこから見えるベンチの隅には両手で包み込めそな愛らしい猫の置物、「う~ん、なんか入りにくい(笑)かも」と言う気持ちを察してくれているかのように、エントランスから優しい笑顔で招き入れてくれた小林さん、一瞬にして女性の心の内面までシンクロしてしまう小林さんの魅力の源泉を探っていく。

エステサロン?いや違う?化粧品販売??...

なんと小林さん、50歳にしてプライベートブランド “Mary Platinue(マリープラチーヌ)” なる化粧品の開発から販売、さらにはその実技習得に対応した養成制度の確立、ライセンサーとして事業ネットワークの構築、まるでカリスマ的ビジネス展開を「絵」に描いたような人物であり、実に隙がないなのである。(10分もしないで圧倒される/汗;

その活躍は経済界でも注目されているようで、色々なメディアで紹介されていることから、また同じ話!?と思うだろうがあえて辿り着くまでの苦労話を伺ってみた...

「色々あり過ぎて(笑)、でも一番辛かったのは母が自らの命を絶とうと繰り返す頃でしたね」とかなり重い話と思うが、今はそれを語れることを思えば、しっかり乗り越えたのだと伝わってくる。

小林さんの実家の家業は街の電気屋、当時はラジオの組み立てから始まり、朝昼晩と休みなく働く父を見ながら、”自分は絶対事業なんかやりたくない” 、そう思ったそうだ。

少し時間が前後するが、小林さんが40歳の時、その父がガンで亡くなると、実家の保証人に名を連ねていたことから5,000万円相当の借金返済に迫られる、そんな状況に責任を感じた母親の精一杯の責任があのような行動に繋がったようだが、私にはそこに愛情の中で育まれた暖かい家族の姿が垣間見れるような気がしてウルッときた。

5,000万円もの借金、いったいどうやって返済したのか?
ここが小林さんの凄いところである、実はこの時既に相応の財を成していたようだ…

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「若いころ、お勤めをしていた時から化粧品が大好きで色々研究していたら、クチコミで噂が広がり、結果的にはアドバイザーのような副業なっていたんです」(あれだけ敬遠していたはずの ”事業”!?)

まず、自分の強みを生かすべく化粧品やエステを生業とする業界に転職、続いて当時の補正下着ブームにのっかり、なんと全国1位のトップセールスを記録、相応の報酬も得たそうだ。

そして改めて、 ”ここが小林さんの凄いところ” に話を戻す。

全国ナンバーワンは確かに凄い、この若さで相応の財を作り出す力は尊敬に値する、しかしもっと凄い点がある、せっかく自分の力で稼ぎだしたお金、例え家族と言えども人の借金の返済にあてがう、きっと修羅場だったと想像するが、その器量の凄さに小林さんの人なりの人間力を強く感じるのである。(そう簡単に真似できるものではない)

「結局、ゼロからの再スタートになっちゃいました(笑)」

さらに神は試練を与えた、なんと小林さん本人にも甲状腺腫瘍と言う病魔が襲い掛かる、しかし絶望感の中、がむしゃらに希望に噛り付き、本人曰く ”奇跡的” と言うが、並々ならぬ自分の努力で根治を引き寄せたのである。

そしてここから快進撃が始まる…

interview「気付けば48歳、改めて疲れ切った自分の顔を鏡で見て愕然としました、でも、このままではダメだと思いました、きっと何か方法があるはず、自分には昔から ”化粧品” と言う強みがあるじゃないか、って」

そして辿り着いたのが今のマリープラチーヌ化粧品の礎になる 「炭酸パック」 だった、ここで事業家としての才能を一気に開花させる、持前の行動力でOEM提供を取り付け、約6,000万円近い投資を仕掛けプライベートブランド ”マリープラチーヌ化粧品” を立上げるのだ。

よくチャンスは誰にも平等に存在する、しかしそれを掴むか見過ごすかはその人次第と言われるが、小林さんを見ていると決して受動的に待つのではなく、能動的に自分から仕掛けて行くことで掴んでいく、まさに企業家マインドを強く感じる部分だ。

ひょっとして、女性の着ぐるみを被った男性なんじゃないか...?

「案外、そう言われるの好きかもしれません(笑)」

非常にロジカルでありリアリストである、何より物事が点ではなく面で見える、いや奥行のある映像としてはっきり見える、それもコンピュータのように高速で映像化できているのだ。
世の中、百歩譲ってそんなタイプの人もいるかもしれない、しかし、実際に行動に結び付けられるかどうかになると話は別だ。

今は副社長として小林社長を支える仲睦まじいパートナー(夫)と一緒に

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そしてもう一つ特筆すべきは、お金の使い方である、いわゆるファイナンスインテリジェンスに長けているのだ、特に学問として学んだわけではないようだが、人生の過程で身を持て身に付けたお金の価値の意味を体感的に得ている。
なので同じ手元から消えるお金でも、消費するお金の意味と投資するお金の意味をしっかり区別できているのである。

これからの展開にベンチャキャピタリストも注目していると聞いたが、その意味が良く分かる思いである。

だいぶ話を端折って紹介しているが、最後に今後の抱負等について聞いてみた…

化粧品の拡販はもちろんですが、今、革新的な技術を元に新しいエステ事業を軌道に乗せ始めています、合わせてマリープラチーヌとしての公式認定制度を確立し各エリアブロックに拠点を作り、ワンツーワンの対応ができる体制作りを進めているんです、体制が整えば受け皿も出来ますから、インターネットを使った広いチャネル戦略も可能になってくると思っています、イノベーションは続けますよ

こんなに凄い経営力を持つ小林さん、今の若い世代やイジイジしているサラリーマン諸君に何かメッセージを投げかけるとしたら、と無茶振りをしてみる…

「そうですね~、まぁ年齢は関係無いですね、明日の人生は明日からスタートするんです、だから、やりたいことがあるなら明日からやればいいんです、過去に縛られる必用も無いです、人生これからスタートです!!」

小林代表、ありがとうございました。

最後に目から鱗の話を一つ紹介して…

「今、私、ここにいても、常に先にいるんです」 be helpful!!

 

2018.12.24

マリープラチーヌ様ホームページリニューアルに際しお喜び申し上げます。

私と小林社長の出会いはこの時に始まり、その後、新発田商工会議所等での勉強会を通じ、今でも仲良くお付き合いさせて頂いています。
今後は自社ブランドを掲げる化粧品メーカーとして、製販共にさらに新しい領域へ挑戦していくと聞き、身近で頑張っているお姿に大きな刺激を頂いた次第です。

「小林和美の挑戦」いいじゃないですか!
貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

ゆるりアドバイザリーサービス(同)代表 古沢保昭

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